「売れる商品を仕入れれば大丈夫」って、本当?

メルマガバックナンバー

前回もちょろっと触れたんですけど
最近、Xでせどり関係の投稿を見ていると

「せどりは仕入れが大事」
「仕入れさえ間違えなければ売れる」

というような発信をよく見かけます。

これは、本当にそう。

せどりで利益を出すなら、仕入れはものすごく大事。

売れない商品を仕入れても困るし
売れる商品でも高く仕入れてしまったら利益が出ない。

 

だから

何を仕入れるのか。

いくらで仕入れるのか。

どのくらいで売れるのか。

ここを見極める力は必要です。

 

仕入れが大事。これは間違いない。

 

しかも
それらの流れてくる情報をさらに追っていくと

「今ならこのジャンル」

「こういう商品を見てみて」

と、おすすめのジャンルや商品まで
公開してくれている人もいるじゃないですか。

これはもう
ありがたく参考にさせてもらっています(笑)

自分が知らなかった商品を知るきっかけにもなりますし
知っている人なら知っている

「なぜかこれが高く売れる」

という商品ってありますからね。

 

「えっ、これがこんな値段になるの?」

というものを知るのも
せどりの面白さのひとつだと思います。

 

だから、最初は難しく考えず、

「これが売れるんだ」

と知ったら、素直に真似して仕入れてみる。

そして実際に売ってみる。

それも全然アリだと思います。

 

ただし。

 

ある程度、「出品して売った経験がある人なら」。

という条件をつけたいです。

 

なぜなら

「売れる商品を知っている」ことと
「その商品を実際に売れる」ことは別だから。

 

たとえば、ブランドのバッグがあるとします。

このブランドのこのバッグは
中古でも人気があって、高く売れる。

それをXで知った。

たまたまお店に行ったら安く売られていた。

「これだ!」

と思って仕入れた。

ここまではいいですよね。

売れる商品を知って

実際に見つけて、仕入れた。

あとはメルカリに出品………

………すれば売れるでしょうか?

 

出品するのは誰でもできます。

でも「売れる出品」はどうですか?

メルカリに「ただ出品する」のは
大きなショッピングモールの中に
商品を「ただ置くだけ」と同じです。

 

簡単に「出品すれば売れる」と言う人がいますけど
それは「売れる出品の方法」を知っているからです。

知っている人からしたら
「そんなの当たり前でしょ」っていうことを
知らない人は本当に知らないんです。

 

そう、ただ出品するだけでは売れないんですよ。

 

「出品する」ということは「販売」です。

「販売戦略」という言葉があるように
売れるまでには段階があります。

 

さっきのブランドバッグを出品するならば

購入する人が何を知りたいのか。

どんな情報が必要なのか。

何を見せなければいけないのか。

こういう商品の売れるポイントを知らなかったら

「売れるかどうかは運次第」

になってしまう可能性が高いわけです。

 

だって、考えてみてください。

メルカリだけでも、1日にバッグって
一体いくつ出品されているんでしょう。

自分が出品したバッグだけが
ポンと置いてあるわけじゃない。

ものすごい数の商品が次々と出品されていく中に
自分の商品も並びます。

その中から

「あなたの商品を買います」

と選んでもらわなければいけない。

 

ここにあるのが「段階」ってものです。

 

まず最初の段階。

「商品を購入希望者の視界に入れること」

これができなければ

どれだけいい商品でも

どれだけ安く仕入れられていても

購入候補にすら入りません。

メルカリで商品を見つけてもらうとしたら

タイミングよく
「おすすめの商品」などとして表示される場合もあれば

購入希望者が何かを検索して
その検索結果から見つけてもらう場合もあります。

おすすめなどへの表示は
自分だけで完全にコントロールできるものではありません。

だから、自分でできることをやる。

 

そのひとつが

「探している人に、検索から見つけてもらえる出品にする」

ことです。

・ブランド名
・商品名
・バッグの種類
・型番やシリーズなど商品を特定するために重要な情報

 

購入したい人が
「このバッグが欲しい」
と思ったときに、どんな言葉で探すのか。

そこを考えて商品情報を作ります。

ここでズレてしまったら
せっかく売れるバッグを仕入れても
探している人の前に出てこない可能性があります。

 

そして、無事に検索結果に出てきました。

これで売れる?

まだです(笑)

 

次は

「たくさん並んでいる商品の中から
あなたの商品をクリックしてもらう」

必要があります。

 

・同じブランド
・同じシリーズ
・似たような価格
・似たような状態

そんな商品がズラッと並んでいたとしたら

購入希望者は何を見て
「これを見てみよう」
と思うでしょう。

 

・まず目に入る画像
・そして価格
・商品名

ここで
「ちょっと見てみようかな」
と思ってもらって
ようやく商品ページを開いてもらえます。

 

つまり
「出品しただけでは、まだスタート地点」
なんです。

 

で、さらにクリックしてもらったら

今度は
「この商品を買っても大丈夫そう」
と思ってもらわなければいけません。

 

特に中古のブランドバッグなら
購入する側にはいろいろな不安があります。

・本物なのかな?
・どのくらい使われているんだろう?
・角は擦れていない?
・持ち手は?
・内側は汚れていない?
・ファスナーはちゃんと動く?
・傷は?
・臭いは?
・付属品はある?

同じ「中古」でも、状態はひとつひとつ違います。

 

だから
「多少の使用感はありますが、まだまだきれいです」
だけでは、購入する側には伝わりません。

 

「多少」ってどのくらい?
「きれい」って誰の基準?

出品者にとっては
「これくらいなら気にならない」
という傷でも

購入者にとっては
「この傷なら買わなかった」
となるかもしれません。

出品者としても
トラブルは避けたいものです。

・だから写真で見せる
・必要な情報を書く
・購入する人が気になるところを先回りして伝える

これは
単に「説明文を長く書けばいい」
ということではありません。

大事なのは
「この商品を買う人は、何を気にするのか?」
を知っていることだと思うんです。

 

そして、ここまでクリアして
最後に価格があります。

・見つけてもらった
・クリックしてもらった
・状態も分かった
・欲しいと思ってもらえた

でも

同じような商品が35,000円で並んでいる中
自分だけ50,000円だったらどうでしょう。

もちろん状態や付属品などによっては
それでも選ばれることはあるでしょう。

とはいえ
「なぜこの価格なのか」
を購入する側が納得できなければ
やっぱり選ばれにくい。

 

逆に
早く売りたいからと値段を下げすぎたら
売れても利益がほとんど残らない。

さらに言うと
安すぎて不安にすら思われることもあります。

だから

「安ければいい」
「売れればいい」

でもないんですよ。

「利益を残して売る」
せどりなら、ここまで考えなければいけません。

 

だから、せどり経験者が

「これは仕入れて大丈夫」

と判断できるのは
単に「この商品は売れる」と
知っているからじゃないんですよね。

仕入れたあと
「どうやって売るか」まで想像できている。

売り方を知っているからこそ
仕入れの判断ができる。

私はここが大事なんじゃないかなと思うんです。

 

こうやって分解してみると

商品が売れるまでには

見つけてもらう。

クリックしてもらう。

商品のことを知ってもらう。

購入するときの不安を解消する。

価格にも納得してもらう。

購入してもらう。

 

という段階があるんです。

 

仕入れた商品に「売れる力」があったとしても
販売する側がこの流れをまったく知らなかったら

「売れるはずの商品なのに、なぜか売れない」

ということが起きても不思議じゃないわけです。

 

そして売れないと
「仕入れを間違えたのかな?」
と思ってしまう。

 

価格をどんどん下げる。
利益が減る。

最悪の場合
赤字でもいいから早く手放したくなる。

でも本当は
仕入れではなく「売り方」のどこかに原因が
あったのかもしれないってことです。

 

だから私は
これからせどりを始めようかなって人には
「まず不用品を売ってみてほしい」
と思っています。

 

いきなりお金を出して商品を仕入れなくても
家にあるもので「売る練習」ができるからです。

着なくなった洋服。
読み終わった本。
使わなくなった家電。
子どもが使わなくなったもの。
買ったけれど結局使わなかったもの。

それをひとつ出品してみる。

調べて、写真を撮って、説明を書いて
値段を決めて出品する。

売れなかったら
「なんでだろう?」と考えて変えてみる。

そして売れる。

この一連の流れを
自分のお金を使わずに経験できるんです。

不用品なら仕入れ資金は基本0円です。
だから気兼ねなく失敗できます。

写真が悪かった。
価格を高くしすぎた。
説明が足りなかった。
出品する場所を間違えた。
売れるまで思ったより時間がかかった。

上手くいかない経験も
仕入れた商品だったら
「お金を使ったのに……」
と焦ってしまうかもしれない。

でも不用品なら
「じゃあ、次はこうしてみよう」
と試しやすい。

 

この
「売れない→考える→変える→売れる」
の経験は本当に価値がありますよ。

 

でね、何個か売れるようになると
仕入れに対する感覚も変わってきます。

「仕入れたら売れるかな……」

という漠然とした怖さから

「これなら、こうやって売れそう」

に変わってくる。

 

この違いって、結構大きいです。

売る経験をした人なら
おすすめの商品を知ったときにも
単純に
「この商品が高く売れるらしい!」
で終わりません。

 

実際に販売されている商品を見ながら
過去に売れている商品を見ながら

どんな状態のものが売れているのか。
どのくらいの価格で売れているのか。
どういう出品が選ばれているのか。
自分ならどのくらいで売れそうなのか。

そこまで考えられるようになる。

 

そうなったら、流れてくる
「これが売れます」
という情報の見え方も変わると思うんです。

 

「じゃあ買おう」
ではなく
「じゃあ私は、これをいくらまでなら仕入れられる?」
になるわけです。

 

ここまで来ると
いよいよ「せどり」らしくなってきます。

 

売れる商品を知る。
売り方を知る。
そして
「利益が残る価格で仕入れる」

 

でも……
ここで、ひとつ問題が出てきます。

その「利益が残る価格」って、
どうやって判断しますか?

たとえば
1,000円で売られている商品を見つけて
同じ商品が3,000円で出品されていた。

「おっ、2,000円も差額がある!」

「これは仕入れられる!」

……とは、ならないですよね。

 

じゃあ
何を見て「いくらで売れそう」と判断するのか。

実はこれ
不用品販売をしている人なら
知らないうちに何度も経験していることなんです。

というより……
私はむしろ
不用品の方が「いくらで売れる?」を判断するのが難しい
と思うことが頻繁にあります。

 

同じ商品が見つからない。

見つかっても1個、2個しかない。

過去に売れているけれど
一体いつ売れたのか分からない。

「参考にしたいのに、参考になるものがない……」

なんてこともあります。

じゃあ、そんなとき
どうやって価格を決めるのか。

同じ商品がないなら、何を見る?
どこまで似た商品を参考にする?

何を基準に
「これくらいなら売れそう」
と考える?

これも実は
「不用品販売からせどりにつながっていく大事な経験」
なんですよね。

 

そして、これを何度もやっていると
もうひとつ面白いことが起きてきます。

自分の中に
「これは売りやすい」
という商品やジャンルが出てくるんです。

 

私にもあります。

 

この話をすると
また長くなりそうなので(笑)

 

続きは次回に。

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